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静かに過ごす部屋 色んな景色の観察日記です。

(5)おいらん公園


2018.4.15(sun)

瀬戸内海に浮かぶ大崎下島の港町 御手洗


広島県の島々の中でも古くから
遊女の港町として 船人たちに広く知られ
彼らの旅情を慰めてきたところです。 
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今年に入り 御手洗ブームで入り浸っているのに
花魁さんたちのお墓参りもしてなかったので
小高い急傾斜をゼーゼーハーハー登りました。

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花魁さんたちを供養するには とてもお似合いの
シキビの美しいお花がお墓の前に咲いてました・・・
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御手洗の急傾斜対策工事の時に 偶然掘り出された墓石100基余りが並んでます。
これらの墓石は古くは1730(享保15)年から江戸末期に至るまでの
遊女・童子・それにかかわる人たちの墓標です。

江戸時代の遊女の身は、抱え主である郭のものであり
どのような処分も勝手でした。
御手洗では、亡くなった遊女を大切に葬ったそうです。
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「たのみます 華のこの世も 後の世も」
願いも空しく 桃の咲く丘に葬られ・・・・
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遊女供養碑
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丘のお墓付近で 桃の花は見かけませんでしたが
若胡子屋の建物の裏手で (多分) 桃の花を見つけましたよ。
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見晴らし台で・・・
まだ 大崎上島に行ったことないんよねぇ~
豊島から船に乗って渡るらしぃ。
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反対側はしまなみ海道・・・
長いので 自分で渡る自信はありません;
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千砂子波止 丘からの眺め
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極寒頃の丘はみかんがタワワになっていて
小鳥とワタシは嬉しい悲鳴を上げてましたが
現在はみかんも終わりカリカリ・・・
そして みかんの花の蕾が上がっている時期でした♪


下を向いて歩けば 桜の舞跡・・・
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旧学校のシダレ桜も名残惜しそうに咲いてました。
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当日は 旧学校のグラウンドで
老人会の方が数名 「ゲートボール」をされてましたぁ♪

ワタシたちが 入って 校歌など眺めていると
82歳の男性が「こちらにゆかりのある方ですか?」っと
にっこり尋ねて来られました。


この学校の先生方とかのご家族の方々が
時々 ワタシたちのように 来られるそうなんです。


そうですよねぇ~ そうよねぇ~


御手洗は最近 テレビがよく撮影に入るのですが
この82歳の男性宅にも来られたそうです。


生まれて82年間 御手洗在
素敵な方です。

こういう方にワタシはナビゲーターをしていただきたくって♪



今回 勉強になったのは
校舎だと思っていた 上のリンクの木の建物は
歴代校長先生の宿舎だったそうです。


校長先生は御手洗出身じゃなかったので
こちらで住み込みをしていたそうです。


基本 御手洗の方々は
おもてなしの心をお持ちなので
とても ありがたいです。




by rhapsody_uhuhu | 2018-04-20 12:55 | 御手洗町並保存地区